砺波市庄川地域特産のユズをPRする「第28回庄川ゆずまつり」が14日、同市庄川町金屋の庄川水記念公園で始まった。昨年の大豊作の反動でことしは不作が懸念されたが一定量の収穫があり、1人当たりの購入量制限を設けなかった。多くの来場者が存分に買い物を楽しんだ。15日まで。
地元の金屋ゆず生産組合や市などでつくる実行委員会が開いた。同組合の即売コーナーでは五つのサイズ別に約500グラム分が袋に入れられて売られた。豊かな香りと強い酸味が特徴の庄川ゆずのファンは多く、買い物客は大きさや形などを確認しながら品定めしていた。
ユズのみそやこしょう、すし、菓子などの加工品販売もあり、人気を集めた。東山見保育所園児によるゆず音頭の披露やゆず足湯もあった。
砺波市の姉妹都市である北海道むかわ町やJAとなみ野と交流のある鹿児島県南九州市の特産物即売会も行った。
ことしはJAとなみ野本店で開かれた「となみ野農業まつり」と同時開催で、15日まで両会場を結ぶシャトルバスを運行する。
◇ユズ品評会▽県砺波農林振興センター所長賞=松井公司▽金屋ゆず生産組合長賞=山口美千子