18日のオープンを前に、南砺市才川七(福光)のイオックス・アローザスキー場は8日、ゴンドラリフトから乗客を助け出す訓練を行い、職員らが万一に備え、救助の手順を確かめた。
強風でレールからケーブルが外れ、停止したゴンドラ6基に計7人が閉じ込められたと想定。スキー場スタッフのアローザ救助隊5人をはじめ、砺波地域消防組合本部の捜索救助隊、南砺消防署救助隊など約40人が参加した。
救助隊員たちは支柱を登って乗客が閉じ込められたゴンドラリフトの屋根に上がり、地上の隊員と協力してロープで乗客を1人ずつ降ろした。
訓練後、宮本博之消防長が講評。スキー場を運営する医王アローザの北島清社長は「ゴンドラやリフトの安全運行に万全の態勢を整え、後は降雪を待つばかり」と話した。
8日現在、ゲレンデに積雪はほとんどなく、同スキー場はオープン予定日までのまとまった降雪を期待している。