来春のとなみチューリップフェアの実施本部会議が17日、砺波市中村のチューリップ四季彩館で開かれ、チューリップで地上絵を描く大花壇のデザインに、見つめ合うカップルなどを描く案を了承した。夢と希望に満ちあふれた2人を表現し、春の陽気に誘われて思わず出掛けたくなる楽しい雰囲気を演出する。
フェアは4月22日から5月5日まで。テーマ「花の数だけ夢がある となみ春色夢気分」に合わせ、カップルと多くのハートマークをあしらう。約2500平方メートルに、県産品種の「紫水晶」「黄小町」「とやまレッド」など18品種22万本を使用する。香りの豊かな「バレリーナ」を植える一角「アロマガーデン」も設ける。早生、中生、晩生をバランス良く配置し、フェア開幕から終盤まで眺めを楽しめるように工夫する。例年通りの天候であれば、開幕時に4割が開花する見込み。
立山黒部アルペンルートをイメージし、チューリップの丘を組み合わせた「フラワーヒル~花の大谷」も設置し、約2万5千本のチューリップの壁に挟まれる異空間を作り出す。昨年に引き続き、市内でチューリップ球根栽培を始めた水野豊造の功績などを振り返る展示なども行う。