となみチューリップフェアのプレイベントとなる「第30回春を呼ぶチューリップ展」が3月10日から21日まで、砺波市中村のチューリップ四季彩館で開かれる。今春に第65回を迎えるフェアの歴史を振り返る展示とし、促成栽培で咲かせるチューリップ1万本でひと足早い春を演出する。
四季彩館は展示が始まる3月10日にリニューアルオープンし、同展はリニューアルオープンと開館20周年の記念事業に位置付ける。テーマは「ヒストリー・オブ・チューリップフェア」。第1回のフェアが開かれた1950年代から2000年以降まで、10年ごとに会場を区切って展示スペースを設ける。砺波チューリップ公園完成(1960年代)やチューリップタワー建設(70年代)などの出来事を表現し、周囲にチューリップを中心に春の花々を並べる。
2018年に市内でチューリップ球根栽培が始まって100年を迎えることから、生産の歴史にも理解を深めてもらう展示内容とする。
同館はリニューアルオープンで、年間を通し切り花を観賞できる空間などを設ける。