ＪＲ氷見、城端両線で土・日曜に運行している観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」（愛称・べるもんた）について、ＪＲ西日本は今月から、団体臨時列車として平日にも運行する。旅行会社と連携して多くの予約が取れた場合の限定で、１８日にも初めて平日運行される予定だ。ＪＲ西日本金沢支社は「べるもんたは関係者の期待が高い。効果的な運用方法を検討していく」と話している。

　べるもんたは昨年１０月１０日から、土曜に氷見線、日曜に城端線で１日２往復ずつ運行。１２月までに３５００人が利用し、乗車率は９６％と満席状態が続いている。当初は今年２月末までの予定だったが、ＪＲ西日本は９月まで運行延長することを決めている。

　平日運行については、ＪＲ側から「貸し切りであれば検討できる」との意向が示され、県は昨年１０月、ニーズを見極めた上での運行を求めていた。石井隆一知事は９日の県女性議員連絡会との懇談で「団体臨時列車であっても平日運行はかなりの前進。べるもんたの発展に今後も沿線４市と取り組む」と述べた。

　べるもんたは１両編成で３９席しかない。県は平日に最大限運行するよう求めるとともに、べるもんたの編成を１両から２両に増やすことも要望していく方針だ。