南砺ふくみつ雪あかり祭りは13日、南砺市中ノ江の道の駅福光で始まり、呼び物の巨大紙風船揚げが行われた。東日本大震災の復興支援をきっかけに南砺市と交流する福島県南相馬市の中学生、高校生が絵を描いた紙風船などが医王山を背景に冬空に舞い上がった。14日まで。
福光地域の各種団体でつくる実行委員会(川合声一委員長)が毎年開き17回目。紙風船は縦6メートル、横3メートルの和紙4枚を直方体状に貼り合わせ、熱気球のようにガスバーナーで中の空気を暖めて揚げる。
ことしは市内の児童、生徒や自治会などが絵を描いた52基が用意された。4年前から参加する南相馬市からは石神中学校、小高(おだか)中学校、原町第一中学校、原町高校の4基が登場。いくつものハートで福島県の地図をかたどったデザインや「ご支援ありがとうございました」とメッセージが書かれた作品が揚がった。
紙風船絵画コンテストは吉江中学校美術部が2年連続で最高賞の市長賞に輝いた。
福光中学校吹奏楽部の演奏、福光中部小学校児童のダンスなどさまざまなステージイベントがあったほか、飲食コーナーには南相馬市の特産品店も出店し、にぎわった。
14日は正午から午後6時まで天候を見ながら順次、紙風船を揚げ、午後1時からステージイベントを行う。北日本新聞社後援。
◇紙風船絵画コンテスト▽市議会議長賞=原町高(南相馬)▽市教育長賞=城端中・美術部▽市商工会長賞=南砺福光高・美術部▽市観光協会長賞=福光中・美術部▽石黒自治振興会長賞=八幡子どもチーム▽道の駅福光駅長賞=原町第一中・文芸部(南相馬)▽優秀賞=石神中・生徒会執行部、小高中(南相馬)福光中部小3年