砺波市中村のチューリップ四季彩館は常設展示を一新し、10日、リニューアルオープンした。企画展「第30回春を呼ぶチューリップ展」も開幕し、常設展を含め3万本のチューリップと、となみチューリップフェアの歴史を振り返る展示を繰り広げている。21日まで。
企画展は今春にチューリップフェアが第65回を迎えることから、「ヒストリー・オブ・チューリップフェア」をテーマとし、第1回のチューリップフェアが開かれた1950年代から2000年以降まで、10年ごとに会場を区切って、フェアや砺波チューリップ公園の歴史を紹介した。人力発電で走行するミニ新幹線に人気が集まった。
常設展示の中心は「ワンダーガーデン」「アンダーファーム」と名付けた2コーナー。「ワンダーガーデン」は、季節の草花とともにチューリップ5500本を一年中咲かせながら、生育過程を紹介する。「アンダーファーム」は球根の目線でチューリップを学ぶことができる空間。開花時期を調整する栽培法やチューリップが砺波に伝わった歴史を紹介する。
開会式では夏野修市長があいさつし、夏野光弘県観光・地域振興局次長と村岡修一市議会議長が祝辞を述べた。瘧師富士夫県議とリニューアル検討委員会の埴生雅章委員長らが加わりテープカットした。鷹栖保育所園児による歌の披露もあった。企画展は北日本新聞社後援。