「富山湾の宝石」と呼ばれるシロエビの展示が21日、魚津水族館(魚津市三ケ)で始まり、透き通った体で泳ぐ姿が訪れた人の目を引いている。5月8日まで。
シロエビは水深200~300メートルの谷に生息し、正式な和名は「シラエビ」と言う。ことしの漁は今月1日に解禁された。
水槽には体長7、8センチのシロエビを約25匹入れた。水揚げするとすぐに弱ってしまうため、学芸員らがシロエビ漁の船に乗り、引き揚げる前に採取。死ぬと体は白くなるが、生きている間は透き通っており、足を動かして泳ぐ姿を見ることができる。
水槽は前後両面がガラス張りになっており、向こう側の人を入れて写真を撮ることもできる。
シロエビはブリ、ホタルイカと並び富山湾を代表する魚介類の一つ。同水族館では3種とも展示されている。