南砺市上平地域の世界遺産・菅沼合掌造り集落の畑で、球根生産のために栽培されているチューリップが満開を迎え、27日も観光客が山里に咲く鮮やかな花々を楽しんだ。
五箇山農業公社が、景観の魅力アップと耕作放棄地解消を目的に2009年から栽培している。5アールの畑に5品種9千球が植えられており、赤色の「カムバック」や黄色の「黄小町」、ピンクの「レオフィッシャー」などが咲き誇っている。
同公社によると、今年は例年より1週間ほど開花が早く、花を楽しめるのはあと1週間。雪解けが遅い五箇山では、球根生産は難しい面もあるが観光客のためにも、栽培を継続していくという。