となみチューリップフェアを訪れる外国人観光客が増加している。開幕の22日から27日までに訪れた外国人は5千人で昨年同時期より千人多い。砺波市は台湾や東南アジアからの誘客に力を入れてきた成果とみる。会場の砺波チューリップ公園の一部の花が高温続きで見頃を過ぎたことから、28日に10万本を追加して飾った。同日の定例記者会見で夏野修市長が説明した。
27日までのフェア来場者は9万3千人で、外国人が占める割合は約5・4%。昨年同時期の約4・2%に比べ1・3ポイント増えた。内訳は台湾2376人、マレーシア472人、タイ400人、インドネシア307人の順で、マレーシアとインドネシアの増加が目立つ。市長は「立山黒部アルペンルートと連携して台湾の誘客を始めた。現地の旅行会社と良好な関係を築いている」と話した。
フェア運営本部は5月5日までの会期中、100万本が咲く同公園に花が咲き続けるように5月2日まで過去最多の計30万本を追加する。28日は午前8時半の開場直後、市花と緑と文化の財団、市、県花卉球根農業協同組合などの約70人が雨の中、チューリップが入った3500箱を大花壇の花の間に入れた。咲き終わった花を茎から切り取る摘芯も行った。