国宝瑞龍寺(高岡市関本町)の「春のライトアップと門前市」は2日目の30日、雨が降りしきる中、大勢の来場者が訪れ、光と音で優美に演出された大伽藍(がらん)を堪能した。1日まで。
山門、仏殿、法堂(はっとう)の国宝3棟が何色もの光に包み込まれた。山門両側の壁に映像を投影する3Dプロジェクションマッピングが始まると、観客は足を止め、写真を撮るなどして楽しんでいた。氷見市西條中学校3年の坂下北翔さん(14)は「音楽と映像が合っていてすごかった」と話した。
回廊内には岐阜県美濃市の「美濃和紙あかりアート展」の優秀作品を飾った。県内外のご当地グルメを販売する門前市では、多くの店に行列ができた。"トイレの神様"として有名な烏瑟沙摩(うすさま)明王の像がある法堂もにぎわった。
最終日の1日は午後6時半から同9時半まで。プロジェクションマッピングは同7時ごろから約20分間隔で実施。入場券は500円、中学生以下無料。無料シャトルバスは同5時15分ごろから、高岡市地方卸売市場(下黒田)の臨時駐車場と、イオンモール高岡(下伏間江)正面のタクシー乗り場付近から運行する。
瑞龍寺ライトアップ実行委員会主催、北日本新聞社など共催。問い合わせは同社高岡支社営業部、電話0766(22)2224。