好天に恵まれた8日、散居村が広がる砺波平野で、水田が夕日に染まる幻想的な光景が広がった。砺波市の鉢伏山からは、輝く水田の間に家々が影絵のように浮かび上がって見えた。
鉢伏山中腹の散居村展望広場(同市庄川町隠尾(かくりょう))には50人ほどの写真愛好家らが集まり、夕日に照らされた水田がオレンジ色からピンク色に変化する様子を写真に収めていた。
岐阜県郡上市から訪れた会社社長、中山雅月(かつき)さん(63)は「他にはない景色が好きで毎年来ている。夕焼けが見られてよかった」と笑顔で話した。写真愛好家によると、あと1週間ほどが見頃という。