第30回九頭竜新緑まつり(福井県大野市、九頭竜まつり実行委員会主催、市観光協会、福井新聞社共催)が14、15の両日、大野市角野の九頭竜国民休養地で開かれる。若葉が映え初夏の薫りに包まれた会場に、奥越の山の幸や旬の味覚が一堂に集まる。
まつりの目玉の「新緑市場」には、市内を中心に物販や飲食の19店舗が並ぶ。大野の旬の山菜や野菜、特産のマイタケのほか、地酒やスイーツもある。山菜てんぷらやおろしそば、イワナ焼き、お好み焼きなどは会場で味わえる。
「交流市場」では福井市と永平寺、美浜、高浜、若狭の4町の地域おこし協力隊が出店し、へしこやごま豆腐など各市町の特産品を販売する。越前市、鯖江市、越前町からも出店があり、海産物などを売り出す。
両日とも午前11時半ごろから、サトイモやマイタケが入った大鍋を各600食分ほど振る舞う。
特設ステージでは30回目の節目を記念して、15日午後0時50分からまんじゅうまきを行う。まつり期間中は市内外のグループが和太鼓やフラダンス、郷土芸能などを繰り広げる。
2018年福井国体で大野市がカヌー競技の会場になっていることから、カヌーの無料体験コーナーを設ける。福井工大のカヌー部員らがプールで指導する。
同市の中竜鉱山で実際に使われていたトロッコの乗車体験や流木の無料配布、和泉地区の岩石を使った化石発掘体験(有料)などもあり、家族連れで楽しめる。
まつり期間限定の九頭竜ダム長野発電所への見学ツアーは、両日とも移動バスを午前10時半、午後1時、同2時半に運行する。また期間中、和泉郷土資料館と笛資料館を無料開放する。
まつりは両日とも午前9時~午後4時。問い合わせは大野市和泉支所内、九頭竜まつり実行委員会=電話0779(78)2111。