6月10、11の両日、砺波市出町地区中心部で開かれる「となみ夜高まつり」に向け、砺波商工会議所青年部(寺島正浩会長)が夜高グッズを作った。夜高行燈(あんどん)の写真を使ったフレーム切手シートを、日本郵便と共同で製作。17日に市役所を訪れた寺島会長と堀田泰司会員委員長、中野郵便局の清原一仁局長は「まつりを広くアピールしたい」と意気込んだ。
砺波商工会議所青年部はとなみ夜高まつりを盛り上げようと、2009年から毎年グッズを手掛けている。切手は初めてで、昨年の大行燈の突き合わせなどの写真を選んだ。82円切手10枚つづりで1シート1300円。千シート限定で販売する。
おかき製造・直売の御菓蔵(砺波市太田)の協力を得て、袋に大行燈の写真を使ったおかきも作った。シロエビ味とホタルイカ味があり、各540円。まつり会場限定で販売する。
まつりに参加する各町内の名前を入れたTシャツ(2500円)や恒例となったポスター型のカレンダー(300円)もあり、切手と同様に同商議所で扱っている。切手は県内の郵便局でも購入できる。問い合わせは同商議所、電話0763(33)2109。
この日は市役所でミニ行燈の展示も始まり、作者の渡辺良明さんと砺波夜高振興会の舘康弘名誉会長、荒木満雄会長、長谷川智章監事が訪れた。
まつりは砺波夜高振興会主催、北日本新聞社後援。
■「突き合わせ」に桟敷席
砺波商工会議所観光交通委員会(原田知巳委員長)は、となみ夜高まつり最終日の6月11日、大行燈のぶつけ合い「突き合わせ」を観覧できる桟敷席を設ける。
突き合わせは、出町地区中心部の北陸銀行と富山第一銀行の両砺波支店前で行われる。高さ5~6メートルの大行燈を向かい合わせてぶつけ合う。
桟敷席は富山第一銀行側に設ける。5人まで座ることができる1列シートと個人席の2種類があり、(1)午後8時半ごろ~同9時40分(2)同9時45分~同11時半ごろの2回で分ける。1列シートは前売り(1)1万2千円(2)1万円、個人席は同(1)2500円(2)2千円。問い合わせは同商議所、電話0763(33)2109。