南砺市利賀地域の山野を駆ける第3回TOGA天空トレイルラン出場者は大会翌日の22日、オプショナルツアーとして企画されたそば打ち体験や山登りなどを楽しんだ。
オプショナルツアーは、利賀の生活文化や自然の魅力を体感してもらって、観光目的の再訪問につなげようと、毎回開いている。
今回は出場者のうち約40人が参加した。同市利賀村坂上の「そば打ち館」で行われた特産のそば打ち体験では、フランス人男性を含む17人が、中島義則さん(69)ら地元名人の指導を受けて作業。水をつぎ足しながら、そば粉をこね、手のひらや麺棒で薄く伸ばした。専用包丁で切りそろえて仕上げ、全員で味わった。
各地のトレイルラン大会に10回余り参加した徳島市の公務員の男性(53)は「競技の後にこんな催しがあるのは初めて。地域を盛り上げようという地元住民の思いが伝わってきた」と感銘を受けた様子。「来年も来たい」と話していた。
このほか、金剛堂山の山登りやイワナ釣り、山菜採りツアーが行われた。TOGA天空トレイルランは北日本新聞社共催。