NHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの長野市松代地区で、バイオリン奏者らによるクラシック音楽を楽しむ催し「松代DEclassic」が開かれている。観光客が増えている真田邸や文武学校といった国史跡の文化財などを会場に、歴史を感じさせる雰囲気の中でクラシックの名曲に親しんでもらい、地域の魅力を高める狙いだ。
松代地区で「真田丸」に関連した地をPRする「体感!!戦国の絆信州松代真田大博覧会2016」を開いている実行委員会の主催。今回のクラシック音楽を楽しむ催しは5月に始め、初回(5月15日)は真田公園で「真田丸」のテーマ曲などを演奏し、好評だった。
2回目は今月19日、幕末に松代藩の藩校だった文武学校の文学所で開く。ともに長野市で子ども時代を過ごしたバイオリン奏者の中村ゆか里さん、里奈さん姉妹による「デュオ・ドゥ・フルール」が出演する。クライスラーの「愛の喜び」や、日本古謡「さくらさくら変奏曲」、ビバルディのバイオリン協奏曲集「四季」、グリーグの「『ペール・ギュント』組曲より」を奏でる。
8月21日は幕末の御殿建築で、明治以降は真田氏の私邸だった真田邸で開き、炭崎友恵さんのオーボエと丸山佳織さん(長野市出身)のファゴットによる「すみまるデュオ」が演奏。以降は文武学校で開き、9月18日、10月16日、11月12日、12月12日に計画する。いずれも午後1時から。入館料が必要。問い合わせは、実行委事務局の市観光振興課(電話026・224・8316)へ。