NHK大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせ、真田家ゆかりの長野市松代地区の真田宝物館で開いている特別企画展「戦国の絆」は29日、展示内容を一新し、第2期「真田天下分け目をゆく―小田原攻めから関ケ原の戦い」が始まった。真田家が敵味方に分かれた関ケ原の戦い(1600年)にまつわる史料などが並んだ。9月26日まで。
県宝27点を含む約90点を入れ替えながら展示。今後ドラマでも描かれる徳川家康と石田三成が雌雄を決する関ケ原の戦いに際し、両勢力が真田信繁(幸村)や父昌幸、兄信之(のちの松代藩真田家初代藩主)に宛てた書状が並ぶ。
三成の書状は8点(うち県宝7点)で、その中から6点は1カ所に並べ、裏に書かれた宛先や署名が分かるように展示。江戸時代に松代藩真田家が参勤交代で用いるなどした伝来の大名道具もある。
1月17日からの特別企画展は、12月12日までの会期を四つに分け、その都度展示替えをする。
午前9時〜午後5時(入館は午後4時半)。第2期期間中の休館日は7月5日、8月2日、9月6日。特別企画展の入館料は大人600円、小中学生200円。