輪島市の国名勝「白米(しろよね)千枚田」を発光ダイオード(LED)で彩る「あぜのきらめき」は15日、始まり、あぜ道に並んだ約2万1千個の光が、世界農業遺産「能登の里山里海」を代表する棚田の曲線を幻想的に浮かび上がらせた。
LEDは日没から4時間点灯し、30分ごとにピンク、黄金と色を変える。今年は千枚田中央のヨノミの木にも青、白色のLEDが取り付けられ、棚田全体は緑色の明かりで照らされた。
開会セレモニーで梶文秋市長があいさつし、散策路のLED点灯式が行われた。御陣乗(ごじんじょ)太鼓の演奏、540発の「きらめき花火」が盛り上げた。LEDの設置には、KDDI(東京)の社員ら345人がボランティアとして参加した。
あぜのきらめきは、能登ふるさと博(北國新聞社後援)の一環で、来年3月12日まで計149日間楽しめる。