10日の石川県内は前日の寒気が残った影響で、最高気温は金沢11・3度、輪島11・6度となったほか、全域で12月上旬並みの寒さとなった。小松市の那谷寺では紅葉がピークを迎え、パッチワークのように色とりどりの広葉樹が連なる絶景に拝観者が目を細めた。
約23ヘクタールの境内にはイロハモミジやヤマモミジ、ハウチワカエデなど多種多様な広葉樹が植わっている。今シーズンは寒暖差で木々の色付きがよく、同寺の担当者は「目の覚めるようなモミジの赤が例年になく鮮やかで、ぜひ観賞してほしい」と話した。紅葉は今月下旬ごろまで楽しめる。