おやべ型産業観光のポスターやリーフレットを持つ商工会職員=小矢部市商工会館

おやべ型産業観光のポスターやリーフレットを持つ商工会職員=小矢部市商工会館

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「おやべ型産業観光」スタート 17事業所が参加

北日本新聞(2016年11月22日)

 小矢部市商工会と市企業協会は21日、市内17事業所が参加する「おやべ型産業観光」をスタートさせた。経済団体や企業を主なターゲットに産業振興や新たなビジネスチャンス獲得につなげる。参加事業所の代表が同日、同市中央町の総合宴会場ばんばでキックオフ発表会を行った。

 北陸新幹線や三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業を契機に昨年秋から準備を進めてきた。スポーツ用品製造・販売のゴールドウインや干菓子「T五(ティーゴ)」で有名な菓子製造・販売の「五郎丸屋」をはじめ、商業や繊維・衣料、建設・製造、サービスなど多彩な業種から事業所が登録。各事業所は「見学型」「座学型」「体験型」からメニューを組んだ。

 希望者は最大五つまで事業所を選び、複数の事業所をパッケージとして視察できるのが特徴。ホームページから申し込みを受け付け、通常は希望者が個々の事業所と行う問い合わせや交渉についても、商工会内の事務局が受け入れ可能かなど双方の調整を進める。

 キックオフ発表会で、実行委員長の渋谷武企業協会長が「通常の産業観光は企業が個々にメニューを組んでいるが、おやべ型は市の企業を集結させたショーウインドーの中から希望者にバイキングのように選んでもらうシステム。こういう形は日本で初めての試みと思う」とあいさつ。林説則商工会長は「全国に発信し、市の発展に寄与したい」と述べた。

 実行副委員長の津田隆商工会工業・建設部会長が内容を発表し、高畠進一副市長らが祝辞を述べた。商工会と企業協会はリーフレットを全国の商工会議所、商工会に発送しPRする。

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