息の合った演奏を披露する三味線教室の子どもたち

息の合った演奏を披露する三味線教室の子どもたち

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子どもと太夫、息ピタリ 砺波で出町浄瑠璃大会

北日本新聞(2016年11月24日)

 第26回出町浄瑠璃大会が23日、砺波市の出町子供歌舞伎曳山会館で開かれ、出演者が稽古の成果を発表した。砺波子供歌舞伎曳山振興会の三味線教室の子どもたちは今回初めて太夫の語りに合わせて演奏した。

 出町地区伝統の子供歌舞伎を支える浄瑠璃の担い手を育てようと、市文化協会と出町公民館、同振興会が毎年開いている。

 三味線教室による組曲の演奏で幕開けした。太夫の高畠文夫さんと三味線の松村幸子さんが共演する「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん) 野崎村の段」で教室の子ども5人が見せ場に登場。舘良成(りょうせい)さん(砺波高1年)と西内彩乃さん(出町中2年)、岡本祐奈さん(井波中1年)、橋詰月乃さん(出町小6年)は三味線を合奏し、西内滉貴さん(砺波高1年)は太夫として語り上げた。息の合った演奏に会場から大きな拍手が送られた。

 来春の出町子供歌舞伎曳山祭で演じられる「壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)」なども披露された。

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