高岡御車山会館で山車について説明を受けるモレリ社長(左から2人目)

高岡御車山会館で山車について説明を受けるモレリ社長(左から2人目)

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アジア航路開設へ高岡視察 クルーズ船会社社長

北日本新聞(2016年12月1日)

 クルーズ船を運航するMSCクルーズ社(本社・スイス)のオリビエロ・モレリ日本法人社長が30日、高岡御車山(みくるまやま)会館など高岡市内の観光地を視察した。2年をめどにアジアでの航路開設を目指しているといい「とても美しい祭りがある。富山へのルートも検討してみたい」と話した。

 MSCクルーズ社は13万トン級の客船4隻をはじめ、計12隻を運航している。今回はクルーズ客船の寄港を働き掛ける国の事業として、同社のショウセイ・ク営業部長と共に来県。29日は伏木富山港を視察し、県庁で石井隆一知事と懇談したほか、南砺市平地域の世界文化遺産、相倉合掌造り集落も訪れた。

 この日は高岡御車山会館で職員から高岡御車山祭の歴史や豪華な装飾を施した各町の山車について説明を受けた。

 モレリ社長は「モダンなデザインの御車山会館は祭りの全てがそろっており、伝統を体験できる」と感想を述べた。伏木富山港からは時間を気にせず市内観光できると言い、クルーズ船の寄港について「まだまだ検討の余地はある」と話した。

 一行は高岡市金屋町の鋳物工房「利三郎」でペーパーウエート作りを体験。国宝・瑞龍寺も訪れた。

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