１７日の石川県内は冬型の気圧配置で曇りや雨となり、最高気温は金沢、輪島とも７・２度と平年を下回った。今年も残り２週間となる中、県の「ふるさとの匠（たくみ）」に認定されている金沢市尾山町の田中清治さん（７６）は、来年の干支（えと）「酉（とり）」を竹細工で仕上げた。
　竹細工は高さ１０～１５センチ程度で、地元の竹を使い、胴体や羽、くちばしなどを表現した。羽はノミで薄くし、表面につやを出した。田中さんは「鳥がコツコツとエサをつつくように、新年も地道に元気でありたい」と思いを込めた。