金沢市の近江町市場では30日、正月料理の材料などを求める買い物客がひしめき、年の瀬の「市民の台所」を熱気で包んだ。
店頭には、県産ズワイガニの雌「コウバコガニ」をはじめ、酢だこや数の子、クワイなど新年の食卓に欠かせない食材が並び、買い物客らが押し合いへし合いしながら、求める品々を買い集めた。
祖母と2人で買い物に来た同市彦三町2丁目の公務員本隆将さん(25)は「年末は近江町市場で買い物をするのがわが家の定番。安くて新鮮なのがありがたい」と話した。近江町市場の年内の営業は31日までで、1月5日に初売りを行う。