福井県勝山市の勝山左義長まつり(25、26日)を前に、同市成器西小は5日、恒例の「西の子左義長まつり」を開いた。全校児童約180人が保護者ら地域の大人と一緒に左義長ばやしを楽しみ、"浮かれ気分"に浸った。
地元の伝統文化を学び、祭りの櫓(やぐら)のない区の子どもたちも一緒に楽しもうと、毎年この時期に開いている。
会場の体育館には、子どもたちが作った色とりどりの短冊をぶら下げ、壁には「西の子は 勝山一の えがおだな」などと書いた絵行灯(あんどん)を取り付けて左義長ムードを盛り上げた。
ステージ上で大人が鳴らす三味線や笛に合わせ、赤いじゅばんをまとった6年生が勝山左義長まつり独特の浮き太鼓を披露。この後、1~5年生も一斉に、おどけたしぐさでばちを振るった。
会場では子どもたちの家族ら大勢の人がおはやしに見入り、一体となって盛り上がっていた。