雲一つない青空の下、残雪の中央アルプスを背に咲き誇る大草城址公園の桜=13日朝、中川村

雲一つない青空の下、残雪の中央アルプスを背に咲き誇る大草城址公園の桜=13日朝、中川村

長野県 伊那路 花・紅葉

残雪の中アと桜の共演 中川・大草城址公園

信濃毎日新聞(2017年4月14日)

 中央アルプスを見渡す高台にある中川村の大草城址(じょうし)公園で、エドヒガンザクラが見頃を迎えている。13日は、枝を覆う淡いピンクの花びらが残雪の峰々を背に際立った。訪れた多くの人が見入った。

 公園内には、開花時期が異なる計9種・300本弱の桜が植えられている。園内で村特産品などを販売する「咲(さ)く楽(ら)市」を開いている有志の実行委員会によると、早咲きのエドヒガンザクラやシダレザクラは8分咲きで、ソメイヨシノは3、4分咲き。ほかにも遅咲きの桜があり、今月下旬にかけて楽しめそう。

 暖かい春の日差しの下、訪れた人は写真を撮ったり、散歩したり。浜松市から訪れたパートの松島浜子さんは「地元の桜に比べてピンクが濃い気がする。山の感じもすてき。こういう景色はなかなか見られない」と話していた。

今月のお得な国内ツアー びゅう

伊那路 ニュース