デザインが採用されたTシャツを着る荒地君=魚津市村木小

デザインが採用されたTシャツを着る荒地君=魚津市村木小

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魚津「たてもん祭り」へ協力隊Tシャツをデザイン

北日本新聞(2017年7月4日)

 8月4、5日に魚津市の諏訪神社で開かれる「たてもん祭り」で、神社の境内に山車(だし)を引っ張って運ぶたてもん協力隊が着用するTシャツのデザインが決まった。同市教育委員会が3日、祭りが行われる地区の村木小学校でお披露目し、同小5年の荒地(あらち)海瑠(かいる)君の作品が採用された。

 市教委は1998年からたてもんを引くボランティア隊を結成し募っている。祭りの当日、参加者は全員でそろいのTシャツを着て活動する。

 これまでは市内の高校の美術部員や大人に依頼しデザインを考案してもらっていた。ことしは来春の統廃合により閉校する村木小の児童に絵を描いてもらおうと募集したところ、35点の作品が集まった。学校内で審査し、残った8点から市教委で決めた。

 採用された荒地君の作品は、波の上で回転する山車の横に大きく「たてもん」と入っている。海の祭りであることからたてもんの下に波を描いたという。

 自分の絵が描かれたシャツを見て「かっこいい。たてもんの絵が一番のお気に入り」と笑い、「時間をかけてお母さんと一緒に考えた。選ばれてうれしい。多くの人に参加してほしい」と話した。

 市教委は14日まで協力隊の募集を受け付けている。

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