古い武家屋敷が残る街を練り歩く武者行列

古い武家屋敷が残る街を練り歩く武者行列

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長野・松代町で「松代藩真田十万石まつり」

信濃毎日新聞(2017年10月9日)

 長野市松代地区の中心部で8日、「第62回松代藩真田十万石まつり」(7日から開催)のメインイベントとなる武者行列「松代藩真田十万石行列」があった。地元の松代高校の生徒を含む住民ら約260人が、松代藩の歴代藩主や家臣などに扮(ふん)して練り歩き、大勢の観光客が見物した。

 行列は松代城跡での出陣式後、獅子舞を先頭に旧城下町へ。6代藩主の真田弘幸の下で藩財政の改革を進め、今年生誕300年を迎えた家老の恩田木工民親(もくたみちか)や、家来の武士などになりきり、古い武家屋敷が残る街をゆっくりと進んだ。

 沿道の観光客は、馬や輿(こし)に乗った藩主や重臣、姫役が通ると盛んにスマートフォンなどで撮影した。金沢市から訪れた女性(55)は「アットホームなお祭りという雰囲気がいい」と話していた。

 松代観光推進機構とともにまつりを主催する「秋まつり実行委員会」の芳川順一委員長(69)は、NHK大河ドラマ「真田丸」の放映で松代が注目された昨年よりは人出が少ないと説明。ただ、「天気にも恵まれてにぎわっている。リピーターとして、また松代に来てもらいたい」と期待していた。

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