加賀市河南小で22日、6年生21人が山中塗の卒業証書入れを作り、地元の伝統工芸に親しんだ。
児童は色鮮やかな塗料を使い、木製の箱に名前、座右の銘を書いたり、サクラや動物の絵を描いたりした。山中漆器連合協同組合青年部の6人が蒔絵(まきえ)を施すなど指導した。
児童は昨年4月から総合学習で山中漆器の歴史や制作工程を学び、1月に成果を発表した。中西創君は「山中漆器について学べて楽しかった。証書入れには中学でも野球を頑張りたいので、『一球入魂』と書いた」と笑顔を見せた。
卒業式は3月16日に行われる。