ラムサール条約に登録されている福井県敦賀市樫曲の中池見湿地で、サワオグルマが黄色い花を付けている。近く見頃となり、鮮やかな黄色と湿地の緑のコントラストが楽しめそうだ。
サワオグルマはキク科の多年草で、水気の多い湿地に生息する。草丈50~70センチで直径3センチほどの愛らしい花を咲かせている。
今年は4月中旬から咲き始めた。25日は湿地のあちこちで群生している状態で、雨粒で花びらを光らせたサワオグルマがゆったりと風にそよいでいた。ビジターセンター付近は草丈の高いヨシを刈ってあるため、見やすくなっている。
NPO法人「中池見ねっと」の上野山雅子事務局長は「今からゴールデンウイーク前半が見頃となりそう。湿地一面に咲くサワオグルマと、自然豊かな湿地を楽しんでほしい」と話している。