第67回金沢百万石まつりは1日、金沢市で3日間の日程で開幕した。浅野川では特別協賛行事「加賀友禅燈ろう流し」が行われ、約1200基の揺らめく明かりが「おんな川」をゆっくりと流れ、大勢の観光客が幻想的な宵闇の景色を堪能した。
加賀友禅の発展に尽くした先人をしのぶ追善法要に続き、金沢百万石まつり実行委員会名誉会長の山野之義金沢市長や関係者、地元の兼六小児童、一般参加者らが、友禅作家らの携わった燈ろうを川に浮かべた。加賀染振興協会が5月に加賀友禅特使を委嘱した歌手葵かを里さんの歌謡ステージや太鼓演奏も行われた。
金沢百万石まつりのメイン行事「百万石行列」は2日、金沢駅東広場前から金沢城公園までのコースで行われる。同公園では2、3日に特別協賛行事「加賀百万石『盆正月』」(北國新聞社後援)が開催される。