宝達志水町特産のプラム(スモモ)の出荷が28日、同町北川尻のJAはくい押水集出荷場で始まり、農家5軒が持ち寄った甘酸っぱい夏の味覚56ケースが金沢の市場に運ばれた。
宝達志水町押水地区は、生産者15人が計3ヘクタールで栽培を手掛ける県内最大のプラム産地で、初日は代表品種「大石早生(おおいしわせ)」が2キロ入りケースに詰められて出荷された。JAはくいスモモ部会の松井良久部会長(68)は開花時期の低温が影響して量は少なめだが、実は大きく、爽やかな甘酸っぱさに育っているとし、「多くの人に味わってもらいたい」と話した。
同部会は、品種を変えながら8月下旬まで出荷を続け、前年実績の3123ケースと同程度の出荷を目指している。