新たなラッピング列車の運行を祝った記念式典=7月21日、福井県大野市のJR越美北線「越前大野駅」

新たなラッピング列車の運行を祝った記念式典=7月21日、福井県大野市のJR越美北線「越前大野駅」

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越美北線のラッピング列車、天空の城も 福井県の越前大野駅で運行式典

福井新聞(2018年7月22日)

 福井県大野市が手掛けたJR越美北線のラッピング列車2両が完成し7月21日、同市の越前大野駅で運行記念式典が行われた。青空の下、沿線関係者や親子連れら約50人が集まり新たな列車の完成を祝った。

 「国鉄色」として人気が高い朱色はそのまま生かし、越前大野城が雲海に浮かんだように見える「天空の城」や恐竜化石のイラストを金色で施した。事業費は約500万円。市は15日までクラウドファンディング方式で事業費の寄付を募り、61万1千円が寄せられた。

 式典では、賛同者を代表し福井市の男児が1日限定の「こども駅長」を務めた。家族4人と列車ファンが見守る中、三谷君は同駅長と並び「出発進行!」と右手を空へ。ゆっくり走りだす列車を眺め「金色の模様がすごくかっこいい」と目を輝かせていた。

 ラッピング列車は、6月中旬から運行を開始し、2021年に予定されている次回の車両検査まで運行する。寄付金は12月末まで「ふるさと納税」として市の窓口で募っている。

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