福井県大野市の夏を彩る第51回おおの城(しろ)まつりが8月12~16日、市街地一帯で開かれる。メインの「越前おおのおどり」は五番商店街、六間通りを舞台に市民が輪をつくる。5千発が夜空を彩る花火大会もあり、まちなか一帯がにぎわいに包まれる。
踊りは五番商店街で12日、六間通りでは15、16の両日行われ、いずれも午後7時半~10時。同市上打波出身者でつくる神子踊(かんこおどり)保存会と、若手有志のチーム「音人(おんど)」が民謡4曲を生演奏し会場を盛り上げる。
12日は踊りに先立ち午後7時から同商店街でまんじゅうまきがあり、祭りの成功を祈願する。
大花火大会(福井新聞社共催)は13日午後7時半から。真名川憩いの島で初の1尺玉など約5千発が打ち上げられる。点火前には福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会)の炬火(きょか)をともすイベントがあり、市内開催の競技にちなみ自転車の車輪を回転させて火をおこす。
打ち上げの時間に合わせ▽市役所▽ヴィオ▽道の駅九頭竜-の3地点と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行される。
14日は結ステーションで市内の小学生が各地区に伝わる伝統芸能を発表。六間通りでは中学生がみこしとダンスのパフォーマンスを披露する。
そのほかまつり期間中、同ステーションで▽全長11メートルのウオータースライダーがあるパーク(15、16日)▽水にちなんだグルメを味わえるブース(13日)▽全国のご当地グルメが集まるブース(15、16日)―が開設される。
問い合わせはまつり実行委員会(大野商工会議所内)=電話0779(66)1230。花火の実施可否は当日午前10時~午後8時に電話音声案内=電話0180(99)3538=で確認できる。