県中央植物園(富山市婦中町上轡田)の夏休み恒例イベント「オオオニバスに乗ってみよう」が17日、同園で始まり、多くの親子連れが珍しい体験を満喫した。19日まで。
同園は2000年から南米産の「パラグアイオニバス」を研究しており、08年から毎年、このイベントを開いている。今年は7月の猛暑の影響で成長が遅れ、葉は例年より小ぶりだが、直径1・2メートルほどの葉に体重30キロの子どもが乗っても浮力のため沈まない。
子どもたちは職員に付き添ってもらい、葉の上でカメラに向かって笑顔でポーズを取っていた。重さ100キロまで耐える職員手作りの葉の模型もあり、親子で乗って楽しむ姿もあった。同市萩浦小学校1年の輪島由乃さん(6)は「葉っぱに乗って池に浮かべて楽しかった」と話した。
イベントは午前9時半~同11時半、午後1時半~同3時。体験は無料だが、入園料が必要。オオオニバスの見頃は9月中旬まで。