看板を見る田村組合長(左)と福田さん=普正寺町

看板を見る田村組合長(左)と福田さん=普正寺町

石川県 金沢市周辺 特産

金沢美人 ブランド米の先駆け周知

北國新聞(2018年8月20日)

 JA金沢中央は19日までに、管内産の特別栽培米「金沢美人」の認知度向上に乗りだした。30年ほど前から県内のブランド米の先駆けとして栽培され、農家の高齢化などで生産の減少が続いていたが、今年は生産量を増やし、再びブランド力を高める狙いだ。まず、消費者に関心を持ってもらうため、普正寺町のほ場にPR看板を設置した。
 看板は縦80センチ、横50センチのアルミ複合板で、「特別栽培米 金沢美人」という文字とともに、和傘を差した和装の女性の後ろ姿を描いた。普正寺町の農家福田武比古さん(58)らが丹精して育てる金沢美人のほ場3カ所に設けた。このうち2カ所は県道沿いにあり、車からでもよく見える。
 JA金沢中央によると、「金沢美人」は有機肥料、白山の伏流水を使い、稲につく露を乾かすために海風などを利用して栽培したコシヒカリで、1988(昭和63)年ごろから作り始めた。「自然に近い環境で生産される米を食べると、女性は健康で肌のきれいな金沢美人になれる」という思いを込めて名付けた。
 ブランド化した89年は普正寺町や松村などの水田5万5440平方メートルで栽培されたが、生産者の高齢化、減少などで徐々に規模が縮小された。昨年は3人で3万721平方メートルに作付けして約16トンを生産、今年は5人で3万2848平方メートルの作付けに増やした。
 JAによると、これまでは店頭販売が少なかったため、地元の消費者でも「金沢美人」の名前を知らない人が多い。このため生産量を増やして、多くの人に食べてもらうとともに、看板でブランド名やほ場の場所を知ってもらうことにした。
 ブランド化当初から携わる田村政博同JA組合長(70)は「今年は天気もよく米の出来映えは良さそう。金沢美人の名前をもう一度よく知ってもらい、食べてほしい」と話した。

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