境内の一角に開設された土産品などを販売するコーナー=7月28日、福井県越前町織田の劔神社

境内の一角に開設された土産品などを販売するコーナー=7月28日、福井県越前町織田の劔神社

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劔神社境内に休憩スペース 織田信長ゆかりのパワースポット

福井新聞(2018年9月1日)

 福井県の越前町商工会は今夏から、同町織田の劔神社と連携し、境内で観光客をおもてなしする休憩スペースを開設する取り組みに着手している。越前二の宮として人気の観光スポットとなっている同神社参拝客の滞在時間を増やし、周辺のまちなかのにぎわい再生につなげる事業の第1弾。休日を中心に町内の特産品が並べられた空間でお茶が振る舞われ、訪れた人たちの人気を集めている。

 劔神社にはパワースポットを求める若者を含め幅広い年齢層が訪れ、観光バスの団体客も多く、年間約20万人が参拝する。一方で参拝後の滞在時間が短い現状がある。周辺の商店街に食堂はあるものの、手軽に休めるカフェや土産品店がないことが原因の一つとみた同商工会は、打開の一歩として境内に実験的に休憩スペースを開設することにした。

 境内にある屋根付きの空間を活用し、土産品としてテーブルに越前焼の器や置物、菓子、日本酒など地場産品を並べて販売。商工会職員らが無料でお茶を振る舞い、交流している。

 事業期間は秋までを予定。観光バスが神社を訪れる日程に合わせて開設し、観光客の需要を見極めたいという。7月末からこれまでに6回設けられ、訪れた観光客から「暑いので、冷たいお茶の振る舞いがうれしい」などと好評を得ている。

 同商工会は今回の取り組みを機に、観光客をまちなかへも誘導しながら滞在時間を増やす仕掛けをいろいろ企画していく方針で、森下定信会長は「地元の協力も得ながら事業を続け、劔神社を中心としたまちおこしにつなげたい」と意気込んでいる。事業第2弾として▽毎年10月の商工祭を劔神社周辺で行う▽朝市を開催する―などの検討が進められている。

 

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