大勢の家族連れでにぎわうジオ・イルミネーション=8月29日夜、福井県勝山市のスキージャム勝山

大勢の家族連れでにぎわうジオ・イルミネーション=8月29日夜、福井県勝山市のスキージャム勝山

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勝山ジオ・イルミネーション好調 1カ月半で5万人突破

福井新聞(2018年9月5日)

 東急リゾートサービスが運営するスキージャム勝山(福井県勝山市)の新エリア「ジオ・イルミネーション」が大勢の来場者でにぎわっている。開業1カ月半で5万人を突破、例年の春夏秋シーズン営業(約6カ月)の来場者数に迫っている。涼しい山の上に立地し、夏季のイルミネーションの珍しさが受け入れられたと同社ではみている。
 全国にリゾート地を展開する同社初のイルミネーション事業として7月14日にオープンした。太古の地球や恐竜をテーマに、約60万個の発光ダイオード(LED)電球で標高630メートルの森を彩っている。
 オープンから家族連れやカップルなどが詰め掛け、お盆期間中には1日で最高3650人が来場。8月末時点で5万2946人に達した。
 スキージャムでは冬季以外のグリーンシーズン(4月末~11月)に芝そり、パークゴルフ、サイクリングなどで誘客を図っている。例年6万人余りの集客があるが、イルミ事業の来場者だけでこれに迫っている。
 同社によると、来場者の内訳は県内が5割、石川、富山が3割を占め、近県からのマイカー来場者が多い。来場目的のアンケートでは▽イルミネーションは秋冬営業が多く夏の営業は珍しい▽北陸で本格的なイルミネーションが楽しめる所がほかにない―などを挙げる人が多い。また規模が大きく「いい意味で想像を裏切られたという意見も多い」(同社)という。
 会員制交流サイト(SNS)にも来場者が投稿した多数の写真が見られ、口コミでも広まっているとみられる。
 8月29日夜、富山市から婚約者と訪れた男性は「広くて迫力があった。標高が高い場所にあるから涼しく夏にはいい」と好意的。勝山市の親戚と訪れた小4女児は「イルミは初めてですごくきれい。また来たい」と話していた。
 同社では「営業終了までに10万人を期待している。中京、関西などのツアーや県立恐竜博物館来場者も取り込みたい」と期待している。営業は10月28日まで。

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