中能登町中能登中の３年生１７０人は４日、金大角間キャンパスを訪れ、講義や学食の体験、先輩大学生との交流、キャンパス散策を通して、大学生活に理解を深めた。
　生徒は講義室で、金大の歴史や特徴、学ぶことの意義などを聞いた後、中能登中を卒業した法学類２年の山田雄介さん（１９）と質疑応答で交流した。山田さんは生徒から「大学でどんな資格を取ることができるか」「大学生活で大変なことは」といった質問に対し、「資格は取りたいものを自由に学んで取得することができる」「１人暮らしの自炊が大変だ」などと応えた。
　続いて、生徒は資料館や図書館などを見て回り、学食で昼食を味わった。千德きらりさん（１５）は「施設環境が整っていて、大学に行きたい意欲が高まった」と話した。
　中能登中は将来の進路選択に役立ててもらうため、初めて訪問を企画した。訪問を受け入れた金大地域連携推進センターとしては中学生の見学は初めてとなった。