「2018たけふ菊人形」は9月28日、福井県の越前市武生中央公園で開幕する。2万株の菊花や菊人形が会場を彩る。OSK日本歌劇団公演は新トップスター桐生麻耶さんらがレビューショーを披露。子ども向け遊具や週末イベントなど多彩な催しを繰り広げる。
福井しあわせ元気国体・大会(全国障害者スポーツ大会)に合わせ、例年より1週間ほど開幕を早めた。屋外はまだつぼみが多いが、菊人形館では初日から鮮やかな花を楽しめそう。昨年同様、会場への入場は無料で、菊人形館やOSKは有料。
菊人形館のテーマは「西郷隆盛と幕末明治菊花伝with越前からニッポンを拓いた男たち」で、全6景(場面)に23体の人形を展示。倒幕を率い、明治維新の立役者となった隆盛の生涯を描く。
人気のOSK公演はレビューショー「ガーシュウィンナイト」。桐生さんや同市出身の穂香めぐみさん、瀧登有真さんら13人が、米国の作曲家ジョージ・ガーシュウィンの名曲に合わせ迫力ある歌やダンスを披露する。10月23日を除き平日2回、土日祝日3回行う。遊具コーナーは「ふわふわ」、北陸新幹線のミニトレインなど新しく5種類増やした。
26日は会場で実行委メンバーらによる総見があり、追い込みに入った準備作業や展示内容、位置を確認した。
会期中無休、午前9時~午後5時。菊人形館入館料500円、OSK観劇料2千円(菊人形館の入館券付き)で、中学生以下はともに無料。チケット購入時に千円分として使える「早得券」は27日まで、県内外のコンビニ端末などから購入できる。問い合わせは会場内のたけふ菊人形事務所=電話0778(21)0175。