協力して稲刈りをする参加者たち

協力して稲刈りをする参加者たち

長野県 伊那路 祭り・催し

飯田「よこね田んぼ」黄金色の収穫

信濃毎日新聞(2018年10月7日)

 日本の棚田百選の一つ、飯田市千代の「よこね田んぼ」で6日、地元有志でつくる保全委員会主催の稲刈りが行われた。保全委発足から20周年となる今年の収穫には、棚田のオーナーや募集に応じた県内外からの約140人が参加。台風25号の影響が心配されたが、晴れ間がのぞく秋空の下、額に汗を浮かべながら協力して稲を刈り取った。
 保全委が管理する田んぼ110枚計約3ヘクタールのうち、約1ヘクタールで作業。子どもたちは地域の大人に教わりながら手を動かした。
 保全委会長の川手重光さん(73)は「よこね田んぼは、異なる世代や地域住民の交流の場になっている。千代のシンボルとして守りたい」と意気込んでいた。
 稲刈り後、よこね田んぼを一望できる展望台と田んぼを結ぶために保全委が造った遊歩道の歩き初めもあった。

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