14日に金沢市総合体育館で開催される大相撲金沢場所(北國新聞社主催)の「板番付」が9日完成した。行司の式守一輝さん(30)=荒汐部屋=が8日から金沢市の北國新聞会館で作業し、約300人の力士らの名前を書き上げた。当日は正面入り口に飾られる。
式守さんは相撲字と呼ばれる独特の書体で一文字ずつ丁寧に仕上げた。同じく行司の木村千鷲(ちしゅう)さん(41)=出羽海部屋=は宿割り表などの制作を進めた。
金沢場所は6年連続の開催となり、午前8時に開場して公開稽古が始まる。地方巡業ならではの、禁じ手を面白おかしく紹介する初(しょっ)切(きり)や横綱の綱締め実演なども楽しめる。郷土力士らの握手会も予定されている。
問い合わせは北國新聞社事業局=076(260)3581=まで。