JR西日本金沢支社は6日、金沢市の金沢総合車両所で、線路上に積もった雪を取り除くラッセル車の点検作業を始め、本格的な冬の到来に備えた。
作業員が雪を線路外に押し出すウイング(排雪翼)やレール内の雪をかきだすフランジャーの動作など14項目を点検した。金沢駅から南福井駅までの約80キロを試運転した。
金沢支社管内の北陸三県と新潟県糸魚川地区にはラッセル車10台が配備され、20センチ以上の積雪が見込まれる場合に出動する。大雪に見舞われた昨シーズンの出動は同支社管内が276回、このうち石川県内が46回で、いずれも2015年の北陸新幹線開業以降で最多だった。
点検や試運転は各車につき複数回行われ、11月末まで続けられる。