新設コーナーの展示品を確認する職員=金沢ふるさと偉人館

新設コーナーの展示品を確認する職員=金沢ふるさと偉人館

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ふるさと偉人館 産業発展に貢献の4人紹介

北國新聞(2018年12月2日)

 金沢ふるさと偉人館は1日、産業の発展に貢献した県内出身者の展示コーナーを新設し、報道機関向けに公開した。開館25周年を記念した改装で、鉱山経営者や近代化学工業のパイオニアら4人を紹介する。2日から一般公開し、市民に周知する。
 新設した「産業に尽くした人びと」コーナーで紹介するのは旭化成を創業した野口遵(したがう)、「北陸の鉱山王」と称された横山隆(たか)興(おき)、日本で初めてマッコウクジラを捕獲した関澤明清(あけきよ)、仏教哲学者鈴木大拙を資金援助した実業家安宅彌吉(やきち)の4人。
 コーナーは約50平方メートルで、野口が朝鮮半島に建設した水豊ダムの俯瞰(ふかん)図や横山の家紋入り衣装箱、関澤が捕獲したマッコウクジラの歯などを展示した。
 このほか、鈴木大拙らを指導した旧制四高の校長北條時敬(ときゆき)、金沢に初めて電灯をともした老舗和菓子店12代森下八左衛門を紹介するブースも新たに設けた。

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