湖面を青竹でたたき、大きな水しぶきを上げる漁師ら=12月1日、福井県若狭町の三方湖

湖面を青竹でたたき、大きな水しぶきを上げる漁師ら=12月1日、福井県若狭町の三方湖

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湖面に水しぶき、たたき網漁始まる 若狭・三方五湖

福井新聞(2018年12月5日)

 福井県若狭町の三方湖の伝統漁法「たたき網漁」が12月1日、始まった。山々の紅葉を背景に、漁師が湖面に青竹を振り下ろすと、冬の訪れを告げるように水しぶきと「バシャ」という音が上がった。
 
 江戸時代から400年以上続くともいわれるたたき網漁は、水温が低下し動きが鈍くなった魚を驚かせ、仕掛けた刺し網に追い込む。例年12月1日から翌年3月末まで行われる冬の風物詩。
 
 午前9時ごろ、鳥浜漁協の5隻が出漁。長さ約3メートルの青竹で一斉に湖面をたたきながら、約200メートルにわたって仕掛けた網に沿って進んだ。
 
 かかったフナは大きいもので約40センチ、コイは約80センチで、合わせて100匹以上取れた。地元料理店などで刺し身や煮付けで味わえる。

 鳥浜漁協の田辺喜代春組合長(67)は「ここ数年の初日で最高の成果。昨年と今年で30代の若手を含む6人が漁協に加わり、頼もしい。伝統の継承につなげたい」と話した。

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