西武富山店跡に建設予定の複合ビル

西武富山店跡に建設予定の複合ビル

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富山西武跡地複合ビルに 「富山の食」ゾーン

北日本新聞(2018年12月13日)

■来年秋オープンへ

 富山市総曲輪で建設中の西武富山店跡地の再開発事業で、1階の商業エリアに「富山の食」をテーマにした物販・飲食ゾーンが誕生する。12日に同市内で出店希望者向けの説明会があり、商業施設プロデュース業の街制作室(札幌市)の担当者がコンセプトを説明した。オープンは来年秋の見通し。

 再開発事業では、地権者でつくる「総曲輪三丁目地区市街地再開発組合」が分譲マンションを中心とする23階建て(高さ約85メートル)の複合ビルを建設する。5~23階に入るマンションの名称は「プレミストタワー総曲輪」(総戸数206戸)で、完成は来年3月の予定。6月から入居が始まる。

 1~4階は商業エリアで、1階は「フード&キッチンゾーン」(約980平方メートル)となっている。倉庫や市場をイメージした空間とし、食べることと買うことを楽しめるようにする。県産の野菜や加工食品、酒、パン、スイーツなどの取り扱いを予定している。

 コンセプトは「富山新文化創出拠点 TOYAMA BASE」。街制作室の国分裕正社長は「1階は総曲輪の台所を目指している。富山の食文化を発信し、新しいマーケットをつくっていきたい」と述べた。他の地方都市とのつながりづくりも支援するという。2、3階は「ライフスタイルグッズゾーン」で、全国チェーンの誘致を目指して協議していると報告。4階は「ヘルス&ビューティーゾーン」とする方向性も示した。

 説明会には、県内外の食品関連業者10社が参加した。賃料の適正化や定休日の設定など出店者の負担を軽減する各種施策について説明を受けた。1階のテナントは来年3月までに決定する見込み。

 商業ゾーンの開発は、ダイワハウスグループのフジタ(東京)や街制作室のほか、「DEAN&DELUCA(ディーンアンドデルーカ)」を手掛けるウェルカム(同)などが参画している。

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