北國写真展第７５回特別展「煌（きらめ）きの写真展」（北國写真連盟、北國新聞社主催）は１４日、金沢市の北國新聞交流ホールで始まり、既成概念にとらわれず、自らの表現を追究した７３点が、自由な感性を伝えた。
　風景、生活・祭、造形、抽象・心象など５テーマで展示された。雪煙を上げて雪原を走る無数の馬を真正面から捉えた一枚や、能登や富山に飛来したトキを追い、８年間にわたって撮りためた写真を並べた力作などが並んだ。家庭菜園で採れた野菜や果物を目や鼻に見立て、顔を表現したコラージュ作品も目を引いた。
　同展は加工した写真や立体作品、組写真などを含む、自由な表現を発表する場として企画された。１１月に開催された第７５回北國写真展（同連盟、本社主催）に合わせて開かれた。１７日まで。入場料は３００円。