ゲームの祭典「UOZUゲームフォーラム」が15日、魚津市の新川文化ホールで開かれた。市の「つくるUOZUプロジェクト」参加者が作ったゲームが披露されたほか、プロゲームクリエーターの講演、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」の大会などがあり、会場は熱気に包まれた。
市はゲームの聖地を目指し、ゲーム産業の人材育成や企業誘致に取り組んでいる。フォーラムは、つくるUOZUプロジェクト実行委員会が初めて開いた。
セガ・インタラクティブ(本社・東京)の松永純チーフディレクターら3人が、トークイベントの後、プロジェクト参加者が作った魚津オリジナルゲームを講評した。美少女と会話しながら富山弁に親しむ物語や、対戦もできるパズルなど7タイトルが紹介され、「確たる世界観が伝わってくる」「商用に近くレベルが高い」などと評価した。
プロジェクトに参加した県内外32人による11タイトルのゲームは「つくるUOZU GAMES」に認定された。
県内で7回目となるeスポーツの大会「トヤマゲーマーズデイ」(県eスポーツ協会など共催)では、魚津発のゲームを含む5タイトルで競った。観戦する人も多く、画面上の白熱した戦いに見入っていた。ボードゲームの体験・対戦もあった。
将棋大会も同時開催し、65人が出場した。ゲーマーとしても有名なプロ棋士の香川愛生(まなお)女流三段を招き、静かな盤上の熱戦を繰り広げた。
アナログとデジタル、両方のゲームが楽しめるとあって県内外から幅広い世代の約880人が訪れた。トヤマゲーマーズデイは北日本新聞社後援。