「音楽を通して、人と人がつながる場所にしたい」と話す有澤さん

「音楽を通して、人と人がつながる場所にしたい」と話す有澤さん

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教師からライブカフェ店主に転身 黒部の有澤さんが夢実現

北日本新聞(2018年12月31日)

 黒部市三日市の元高校教師、有澤彰範さん(56)が今月、ライブ演奏を楽しめるカフェを同所にオープンさせた。定年まで5年となった3月に教員を退職し、長年育んできた夢を実現した。大のビートルズファンで自らもバンドで演奏する有澤さんは「音楽を通し、人と人がつながる場所にしたい」と張り切っている。 (黒部支局長・室井秀峰)

 有澤さんは中学時代にビートルズの曲に出合い、音楽にのめり込んだ。英語に関心を持つようになったのもビートルズがきっかけだった。

 高校で英語を教えながら仲間とバンドを組んで活動してきたが、気軽に音楽を披露できる場所が新川地域に少ないと感じ、ライブハウス開設を考えるようになった。

 昨年4月、元ビートルズのポール・マッカートニーさんが来日公演で故ジョン・レノンらの曲も歌う姿を見て「自分も音楽の楽しさを伝えたい」という思いに駆られた。定年を待たずして開店することを決断し、泊高校を最後に教員生活に区切りを付けた。

 店名はビートルズの曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」にちなみ、「ライブミュージックカフェ ストロベリー・フィールズ・クロベ」とした。ビートルズの転機となったと感じている曲の名前を、自らの人生の転機となる店に付けた。

 9日のオープニングイベントには知り合いのバンド9組が出演。かつて勤務し、長年指導した新川みどり野高校軽音楽部の生徒も演奏した。

 店内には有澤さんが集めたビートルズのレコードをはじめ、フィギュアなどのグッズが並ぶ。ステージにはギターやベース、ドラムなどがそろい、自由に触れることができる。昔を懐かしんでドラムをたたく年配客と有澤さんが一緒に演奏したり、店で出会った客同士がセッションを繰り広げたりしているという。

 新年は4日に店を開ける。有澤さんは「来年はより多くライブを開きたい。楽器の演奏や音楽に興味がある人はぜひ足を運んでほしい」と話している。毎週火曜定休。問い合わせは同店、電話070(3152)8196。

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