珠洲市の観光振興団体「能登すずなり」主催の珠洲あんこう祭り(北國新聞社後援)は14日、同市の道の駅すずなりで開かれ、来場者がアンコウのつるし切りの実演やアンコウの鍋、から揚げなど冬の味覚を満喫した。
つるし切りは、同市蛸島町で民宿を営む室谷千代和さん(53)が能登町宇出津港で水揚げされた体長90センチ、重さ17キロの大物を切り分けた。
地元野菜といしる(魚醤)を使ったアンコウ鍋は、販売前から多くの来場者が行列をつくり、予定より100食多い600食が各回1時間ほどで完売した。市内外の14の飲食店や団体が焼きガキやサバずし、能登牛すじ丼などを提供した。